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カテゴリー別解説:指定インデックスファンド以外の「バランス型」で「海外型」

つみたてNISAとは、金融庁が選んだ商品の中から毎月少額ずつ積み立てて運用すると、運用益が非課税になる制度です。20年にわたり、毎年40万円までの投資で得られた利益に対して適用されます。

2014年から適用が始まっている一般NISAとは併用ができないので、つみたてNISAに切り替えて、長期の分散投資に挑戦するのも一つの選択肢です。

つみたてNISA対象の投資信託は、163本あります。対象資産別で分けると、以下のような分類になっています。

指定インデックスファンド以外の「バランス型」で「海外型」のカテゴリーは、正直なところ私はあまりオススメしません。初心者は、購入を避けて良いカテゴリーといえます。

その理由は「つみたてNISAは値動きの大きい投資信託が有利で、リスクの小さい公社債を組み入れると値動きを抑えてしまう可能性があるから」です。

ただ、あなたに投資の経験があり、「分散投資をしてリスクを抑えたい」と考える場合には、検討するのも良いです。

以下が、このカテゴリーの対象となる商品ラインナップです。

指定インデックスファンド「バランス型」「海外型」
NO 連動対象 ファンド名
1 株式及び公社債 セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
2 ハッピーエイジング20
3 ハッピーエイジング30
4 ハッピーエイジング40
5 世界経済インデックスファンド
6 株式及びREIT フィデリティ・米国優良株・ファンド
7 株式、公社債、REIT のむラップ・ファンド(積極型)

 

このページでは指定インデックスファンド以外の「バランス型」で「海外型」カテゴリーの商品を検討する場合向けに、詳細を解説します。

指定インデックスファンド以外の「バランス型」で「海外型」の商品は運用方針に注目

指定インデックスファンド以外とは、アクティブ投資信託(ベンチマークを上回る運用を目指す投資信託)のことです。

つみたてNISAの対象として選ばれている6つの商品がどのような運用を行っているのかは、HPに掲載されている「交付目論見書(こうふもくろみしょ)」で確認できます。

交付目論見書を見ると、それぞれのファンドが「どこの」「何に」投資するのかを知ることができます。以下、調べた結果を一覧表にしてみました。

このように、バランス型といっても、中身はさまざまであることが分かります。

バランス型として一般的なのは、「株と債券に投資するタイプ」です。商品ラインナップにあるセゾン・バンガードや世界経済インデックスファンド、ハッピーエイジング40のように、株と債券へ半々の割合で投資するものが多いです。しかし株式といっても、国内・先進国・新興国とさらに区分けがあるため、それぞれの比率を確認する必要があります。

また、「ハッピーエイジング20」や「のむラップファンド(積極型)」のように、株の比率が多めのものや、REIT(リート:不動産投資信託)を含むものあります。フィデリティのように、「ほぼ100%が株式」というのもあります。

バランス型アクティブファンドのメリットは、「リバランスをしてくれること」です。りバランスとは基本の配分比率と比べて実際の配分比率がかけ離れないように、値上がりした資産を売却したり、比率が低下した資産を買い増したりするなど、定期的に構成比率を元に戻してくれるのです。

一方バランス型アクティブファンドのデメリットは、「投資している資産を総合した成績のため、どの資産がリターンの要因となっているのか分かりにくい点」です。

7商品の中からどれを選ぶかは、以下を目安にしてください。

商品を選ぶ目安
  • セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド:株式と債券の比率を50:50にしたい。新興国ではなく、先進国に重点を置きながら全世界に投資したい。
  • ハッピーエイジング20:株式と債券の比率を90:10にしたい。国内と海外を半々の割合で、全世界に投資したい。
  • ハッピーエイジング30:株式と債券の比率を70:30にしたい。国内と海外を半々の割合で、全世界に投資したい。
  • ハッピーエイジング40:株式と債券の比率を50:50にしたい。海外より国内に重点を置いて全世界に投資したい。
  • 世界経済インデックスファンド:株式と債券の比率を50:50にしたい。国内:新興国:先進国の比率を1:3:6で全世界に投資したい。
  • フィデリティ・米国優良株・ファンド:米国株式のみに投資したい。
  • のむラップ・ファンド(積極型):株式と債券の比率を60:40にしたい。国内より海外に重点におき、国際REIT(不動産投資信託)にも投資したい。新興国はイヤ。

指定インデックスファンドの「バランス型」で「海外型」と比較してみる

7商品は分散する資産の種類や配分が異なるため、比較しにくいです。この場合、指定インデックスファンドの「バランス型」で「海外型」で、組み入れ比率が似たような投信がないか確認してみます。

ここでは、指定インデックスファンドの「バランス型」で「海外型」である「三井住友・DC年金バランス70(株式重点型)」と上で紹介したアクティブファンドである「ハッピーエイジング30」を比較してみました。

新興国株式の有無やそれぞれの割合は多少異なるものの、この2つのファンドの内訳は近い分類となっています。

株式/債券 割合 三井住友・DC年金バランス70(株式重点型) ハッピーエイジング30
70 70
1 国内株式 50 44
2 先進国株式 米国 20 21
欧州
太平洋
3 新興国株式 × 5
4 国内債券 15 8
5 先進国債券 米国 10 20
欧州
6 新興国債券
7 先進国不動産 × ×

 

2019年4月16日時点のリターンは以下の通りです。インデックスファンドの方が、アクティブファンドよりリターンが上回っています。

指定インデックスファンド「バランス型」「海外型」 
連動対象

ファンド名

総資産額(億円)

信託報酬等(税込み、%) トータルリターン(年率、%)
1年 3年 5年
4指数 三井住友・DC年金バランス70(株式重点型) 146 0.2592 -0.01 6.20 6.27
指定インデックスファンド以外「バランス型」「海外型」
連動対象

ファンド名

総資産額(億円)

信託報酬等(税込み、%) トータルリターン(年率、%)
1年 3年 5年
株式及び公社債 ハッピーエイジング30 127 1.4580 -2.45 5.95 5.26

 

2商品の大きく違う点は、投信(投資信託のこと)を保有しているときにかかるコストである「信託報酬」です。インデックスファンドである「三井住友・DC年金バランス70(株式重点型)」は0.2592%ですが、アクティブファンドである「ハッピーエイジング30」は1.4580%です。つまりこれらの商品は、かかるコストに6倍弱の開きがあります。

資産の組み入れ比率が似た商品なら、アクティブファンドより信託報酬が低いインデックスファンドを選ぶほうが良いです。そのため「バランス型」で「海外型」を購入したい場合、「アクティブファンドとインデックスファンドで、資産配分の似た商品がないか」をチェックしましょう。同じような構成・比率のファンドがあれば、信託報酬の安いインデックスファンドを選ぶほうが良いです。

まとめ

つみたてNISAの対象期間は20年です。積立投資では、値動きの大きい商品を選ぶほうが最終的には儲かりやすいです。指定インデックスファンド以外の「バランス型」で「海外型」の投信には公社債などが取り入れられており、値動きが小さめになっています。そのためこのカテゴリーは、特に初心者にはオススメしません。

ただ、「世界に分散投資をしてリスクを抑えたい」と考えるなら、このカテゴリーの商品を選ぶのも良いといえます。インデックスファンドで似たような資産配分のファンドを調べて、コストを比較しましょう。

ところで、つみたてNISAって、どうやって始めたらいんですか?

つみたてNISAを始めるには、証券会社で「つみたてNISA専用口座」を作る必要があるの。

つみたてNISA専用口座を作ったら購入するファンドをスマホのマイページで決めて、自分にムリのない金額を設定して積み立てるっていう流れ。

私がすすめるネット証券では月100円から積立て投資が可能だけど、将来のための資産形成を目指すのであれば、5,000円や1万円くらいからスタートしてもらいたいわ。

スマホでできるんですね!投資がさらに身近になった気がします。証券会社はどこがいいんですか?

オススメの証券会社は別ページで紹介してます。口座開設の完了までには2週間くらいかかるから、それまではこのサイトで勉強してみてね。

つみたてNISAを始めるためにオススメの証券会社

当サイトオススメの証券会社は次の2つ!

実は街中の銀行などは、つみたてNISAの商品があまり充実していません。この理由は「販売することで、銀行の得られる利益が少ないため」です。

つみたてNISAの商品ラインナップが充実しているのは、圧倒的に「ネット証券」。その中でも次に紹介する2つは、約160本あるつみたてNISA対象商品を7~9割カバーしています。参考にして、証券会社を決めてくださいね。

1位:ポイントでつみたてNISAもできる!「楽天証券」

取扱い商品数 150本
積立金額 最低:100円
最高:33,333円
積立頻度 積立方法:毎日・毎月
金額調整:毎月・ボーナス設定・増額の設定
引落し方法 銀行口座・証券口座・楽天カード
ポイント付与 あり。年間約4,000ポイント
→毎月の積立33,333円を楽天カードで行った場合。楽天カードで積み立てた場合のみ、ポイントが「月額積立額×1%」付与される。

楽天証券は商品数のラインナップは業界ナンバーワンで、全商品のうち約90%をカバー。SBI証券と取り扱い数は同数です。

また、楽天証券は「楽天ユーザーに使いやすい」という点がメリット。楽天アカウントで統一でき、口座開設もカンタン。さらに毎月の積立で、楽天スーパーポイントも貯まります!また、2018年9月30日よりポイントを使って投信積立ができるように、2018年10月28日より、投信の積立で楽天カードで決済が可能となり、ポイントを貯められるようになりました。資産形成をしつつ、楽天でおトクに買い物ができますよ。楽天カードを使っている人にはもちろんのこと、今後使っていきたい!という方にもオススメです。

また、つみたてNISAについて相談したい場合、楽天証券は「つみたてNISA専用ダイヤル」を利用できます(無料)。

2位:口座開設数は業界No.1!細かな設定もできる「SBI証券」

取扱い商品数 150本
積立金額 最低:100円
最高:33,333円
積立頻度 積立方法:毎日・毎週・毎月
金額調整:毎月・ボーナス設定・NISA枠ぎりぎり注文
引落し方法 銀行口座・証券口座
ポイント付与 あり。年間108ポイント
→毎月の積立額が33,333円で0.05%付与のファンドを購入した1年目の場合

SBI証券はつみたてNISAの商品数のラインナップは業界ナンバーワンで、全商品のうち約90%をカバー。楽天証券と取り扱い数は同数です。
また、積立方法を「毎日」「毎週」「毎月」と細かく設定できるほか、ネット証券にもかかわらず「実店舗」があります。気になることがあればスタッフに直接相談できます。

業界ではSBI証券・楽天証券・マネックス証券を合わせて「3大ネット証券」と呼びますが、SBI証券はこの中でも口座開設者数がトップで、初心者にもオススメです!

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