当サイトではつみたてNISAについて解説していますが、サイト内でたびたび登場している「つみたて兄さん」の伊藤くんが、実際につみたてNISAを始めました。積立がスタートして半年ほど経つので、その様子をここでレポートしてもらいます。
結論としては、「つみたてNISAは初心者にピッタリ。気づいたらお金が増えているので、やっぱりやるべき!」ということ。伊藤くんも最初は不安がっていましたが、今は私がお伝えしている「貯蓄より投資」を理解してくれたみたいです。まだまだ頑張ってほしいですけどね(笑)

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つみたてNISAで、実際に積立投資を始めてみた!

かづな先生につみたてNISAを教わっている伊藤です!今回は僕が実際どんな風に積立投資を始めたかを紹介します。
最初におさらいですが、つみたてNISAは「運用して出た利益に税金がかからない制度」で、毎月一定額のファンド(投資信託)を買い続けるという「積立投資」で資産形成をします。つまり「つみたてNISAを活用して、積立投資を始める」ということになります。
スタートするにあたってしたことは、大きく3つです。
- 証券会社での口座開設
- ファンド選び
- 証券会社のマイページで積立の設定
投資ってもっと難しいものだと思ってたんですが、意外にシンプルでした(笑)積立投資でやることはこの3つで、あとはときどき残高(いくら積み立てたか)やファンドの値動きをチェックすればOKという感じです。
1. 証券会社はSBI証券(今は楽天証券のほうがオススメ)
つみたてNISAを始めるには「証券総合口座」と「つみたてNISA専用口座」が必要で、僕はSBI証券でこれらの口座を作りました。同時に開設できます。
このサイトでのオススメ証券会社は楽天証券ですが、つみたてNISAが始まった2018年はSBI証券のほうが良かったんですよね。。SBI証券のほうが取り扱っているファンド数が多く、楽天証券を上回っていました。
2019年に入って楽天証券に「ポイント投資」のサービスができ、楽天証券のほうが便利でおトクになりました。とりあえず、変更するのも手間なのでSBI証券のまま積立を続けています。
ちなみにSBI証券での口座開設は、10日くらいかかったと思います。すでに証券総合口座があってつみたてNISA専用口座を作るだけなら、最短2日で良いそう。早いですね。楽天証券も同じくらいだと思います。

楽天証券は商品ラインナップが豊富で、つみたてNISA対象商品の9割以上をカバー。また、ポイント投資はとてもおトクで、楽天市場でのお買い物で貯めたポイントは、投資に回すと効率的です。
楽天証券を使うことで楽天市場のお買い物もポイントが+1倍になるので、今からつみたてNISAを始めるなら楽天証券での口座開設がオススメです。
2. 選んだファンドは「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」
次にファンド選びですが、僕は最近よく聞くGAFA(グーグル・アップル・フェイスブック・アマゾンの4社)がこれからも伸びそうだと思ったので、アメリカに投資したいと思っていました。
かづな先生に相談したところ「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」というファンドがいいよとのことだったので、このファンドを買うことにしました(公式サイト)。
S&P500はアメリカの大型株式500銘柄から算出される指数で、これまでの実績がとても良いです。eMAXIS Slimは低コストでS&P500に投資できるので、このサイトのオススメランキングには入っていないものの、良いファンドとのことでした。
もちろんかづな先生の話も絶対ではないので、自分でもS&P500の実績とコストを確認してこのファンドを選びました。資産が目減りするリスクは承知の上です。

伊藤くんはアメリカへの投資にこだわったので「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を勧めましたが、私がオススメする優良ファンドは別ページで紹介しています。「つみたてNISAでは自分の投資タイプに合うファンドを買おう!オススメ商品を解説」も参考にしてくださいね。
3. 積立額は月3万円で、設定は「毎週」に。あとは何もしなくてOK(笑)
毎月の積立金額は、3万円にしました。つみたてNISAで投資できる上限額は年間40万円で、月あたり33,333円(40万円÷12ヶ月)です。3万円くらいなら投資に回してもいいと思い、この額で決めました。
積立頻度(ファンドを購入するタイミング)は、「毎週」にしました。毎週積立にすると、月に1回(年間12回)ファンドを買うより「時間の分散」ができます。そのため毎週1回(月4回)で、1ヶ月の合計3万円の積立にしました。

ここからいよいよ運用がスタートしますね。どんな感じになったのかしら?
ちなみに時間の分散については、「積立投資で利益を最大化するために必ず守るべき3つのルール」で詳しく解説しています。
設定を終えたら、あとはそのまま。2018年11月〜2019年4月(約半年)での成果
以上の設定を終えたら積立がスタートするため、あとは自分ですることはありません。積立投資は毎月一定額で、ファンドを買い続けるという方法。なので別に値動きを細かくチェックしなくても、ただ放っておけばOKです。
下は2018年11月に積立をスタートしてから、2019年4月までの状況です(新しい履歴からさかのぼっています)。ひたすらeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を、同じ金額・同じペースで買い続けています。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の基準価額(ファンドの値段)は、下のように変動しています。ありがたいことに2018年の年末12月ごろにガクッと値下がりしまして、同じ積立額でも口数をたくさん買うことができました。そこからは値上がりが続き、今に至っています。
普通の株式投資だと、大きな値下がりはショックが大きいもの。ですが積立投資では「値下がりはファンドの安売りで、たくさん買うチャンス」になります。なので値下がりから値上がりになるタイミングがあって、僕としては「よし!」という感じでした(笑)
2018年11月2日〜2019年4月19日までの約半年で、利回りがどれくらいになっているのか計算してみます。
積立日 | 購入金額(円) | 基準価額(円) | 数量(口) |
---|---|---|---|
2018年11月2日 | 7,692 | 10,272 | 7,488 |
2018年11月9日 | 7,692 | 10,561 | 7,283 |
2018年11月16日 | 7,692 | 10,288 | 7,477 |
2018年11月23日 | 7,692 | 10,124 | 7,598 |
2018年11月30日 | 7,692 | 10,468 | 7,348 |
2018年12月7日 | 7,692 | 9,893 | 7,775 |
2018年12月14日 | 7,692 | 9,854 | 7,806 |
2018年12月21日 | 7,692 | 8,645 | 8,898 |
2018年12月28日 | 7,692 | 8,809 | 8,732 |
2018年12月29日 | 7,692 | 9,184 | 8,375 |
2019年1月11日 | 7,692 | 9,360 | 8,218 |
2019年1月18日 | 7,692 | 9,794 | 7,854 |
2019年1月25日 | 7,692 | 9,744 | 7,894 |
2019年2月1日 | 7,692 | 9,917 | 7,756 |
2019年2月8日 | 7,692 | 10,026 | 7,672 |
2019年2月15日 | 7,692 | 10,274 | 7,487 |
2019年2月22日 | 7,692 | 10,363 | 7,423 |
2019年3月1日 | 7,692 | 10,526 | 7,308 |
2019年3月8日 | 7,692 | 10,203 | 7,539 |
2019年3月15日 | 7,692 | 10,562 | 7,283 |
2019年3月21日 | 7,692 | 10,326 | 7,449 |
2019年3月29日 | 7,692 | 10,565 | 7,281 |
2019年4月5日 | 7,692 | 10,818 | 7,110 |
2019年4月12日 | 7,692 | 10,934 | 7,035 |
2019年4月19日 | 7,692 | 10,922 | 7,043 |
合計 | 192,300 | 252,432 | 191,131 |
2019年4月19日までの積立金額は、合計で192,300円。購入数量は191,131口になりました。
2019年4月26日時点での基準価額は、10,989円。今まで積み立てた口数を金額に直してみます。
10,989円×191,131口÷10,000 = 約210,033円
つまり払ったお金(積立金)は192,300円なのに、210,033円に増えたことが分かります!利回りにすると210,033円÷192,300円×100=109.22%となり、今の時点での利回りは「9.22%」です。
かづな先生の計算では「毎月3万円・年間利回り6.5%で20年の積立」で、20年後に1,500万円を作ることができます。もちろんeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の値動きがこれからも順調かは分かりませんが、このままのペースでいけば目標の1,500万に十分届きそうです。

積立投資はファンドの値動きに一喜一憂せず、「とにかくファンドを一定額で買い続ける」というのが最大のポイント!伊藤くんも値動きを見ていますが、ファンドを買うペースは変えていません。
ファンドが値下がりするとテンションが下がる人もいますが、積立投資では「ファンドをたくさん買えるチャンス!」ということを忘れないでくださいね。
もちろんこのまま積立を継続。ファンドは変えようと考え中
僕は投資がぜんぜん分からず、かづな先生に教えてもらっても「ホントに増えるのかな・・」と半信半疑でした。
ですが「将来のためには今始めないと!」と思ってスタートしたところ、予想よりもかなりいい感じで増えていました(笑)つみたてNISAの期間は20年で、上のデータはまだ半年だけの数字です。なので今後は下がる可能性もありますが、引き続き様子を見ていこうと思います。
あと、始めてみると気づきや勉強になることもたくさんありました。
アメリカや世界の情勢なんてあまり気にしてなかったのですが、最近は「これからは中国やフィリピンも伸びそうだな」「アメリカだけじゃなく、世界に投資できるファンドのほうがいいかも」のように、考えも変わってきました。やっぱり、やってみることで分かることがあるなと思います。
それともうひとつ、「自動で積立が進んでいく」というのもすごく良かったです。毎月「よし、このファンドを3万円分買おう」と購入ボタンを押すのは、僕にはかなりハードルが高いです(汗)どうしてもためらってしまいます。
積立投資なら気づかないうちに自動で3万円分のファンドが買われるため、精神的なストレスがほぼありません。給料天引きのような仕組みですが、「よくできてるな〜」とあらためて思いました。
今後はこのまま積立を続けますが、ファンドはタイミングを見て変えようと思っています。アメリカにこだわってeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を選びましたが、かづな先生オススメの「ニッセイ外国株式インデックスファンド」や「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」に変えて、アメリカ以外の国にも投資するのも良い気がします。

利回り9.22%!伊藤くんも成長したわよね(笑)ちゃんとつみたてNISAを使って積立投資をスタートできて、リターンも良い感じです。投資の知識も少しずつついてきて、ここからは自分で考えて資産形成ができますね。

本当に、かづな先生のおかげです!これからの生活に、光が見えてきました・・。始めてみて感じましたが、積立投資は本当に初心者向けの良い投資だと思います。友達や会社の人にも勧めたいですね。

そうね、私も「みんなやればいいのに」と思っているけど、不安から一歩踏み出せない人は多いのよ。伊藤くんはいきなり3万円で積立を始めたけど、まずは5,000円や1万円くらいでもいいからスタートしてほしいですね。

車や自転車に乗るような感じで、最初は怖いけどだんだん慣れていく感じですね。僕もこれからも続けていきます!
始めてみると投資や経済に興味が湧いて、積立投資は意外と楽しい♪
積立投資を始めてみて思ったのは、「最初の設定さえすれば本当に手軽」ということ。いちいち値動きのチャートを見たり投資の勉強をしたりする必要がないため、初心者にピッタリだと思いました。
最近は少しずつ、野菜やいろんなサービスが値上がりしています。会社の給料も増えにくくなっているので、これからの時代は「貯蓄よりも投資」という意識が大切なんだと思います。
これから資産形成を始めるなら、積立投資はとてもオススメ。運用益に税金がかからないつみたてNISAを活用して、おトクに始めてみてくださいね!
これからつみたてNISAを始めるなら、楽天証券がイチオシ!
つみたてNISAを使って積立投資を始めるなら、オススメの証券会社は楽天証券!つみたてNISAの対象商品を90%以上扱っていて、「ポイント投資」が大きなメリット。ファンド購入額の1%が楽天ポイントとしてバックされ、ポイントをファンドの購入に使うこともできます。さらに楽天市場でのお買い物も+1倍になり、おトクに資産形成ができます。
楽天証券は初心者にピッタリな証券会社。ぜひつみたてNISAを始めてみてくださいね!
取扱い商品数 | 179本 |
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積立金額 | 最低:100円 最高:33,333円 |
積立頻度 | 積立方法:毎日・毎月 金額調整:毎月・ボーナス設定・増額の設定 |
引落し方法 | 銀行口座・証券口座・楽天カード |
ポイント付与 | あり。年間約4,000ポイント →毎月の積立33,333円を楽天カードで行った場合。楽天カードで積み立てた場合のみ、ポイントが「月額積立額×1%」付与される。 |
それでは伊藤くん、よろしくおねがいします!