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つみたてNISA「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を解説!

「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は、世界No.1の経済大国であるアメリカに投資したい方にオススメする商品です。

このファンドは、NYダウと並んで比較される米国株式市場の動きを表す指数であるS&P500に連動しています。投資の神様ことウォーレン・バフェット氏も、遺言で「現金の90%をS&P500で運用するように」と妻に告げている、と言われていることでも有名な指数です。

米国株式に集中投資するファンドとして、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」もあります。このファンドとの違いは、連動対象が異なります。

「楽天・全米株式インデックス・ファンド」はCRSPという指数に連動していて、全米の約4,000銘柄という幅広い投資です。それに対して、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」はS&P500という指数に連動していて、文字通り全米の500銘柄に集中投資します。

以下が、「指定インデックスファンド・株式のみ・海外型」カテゴリーで、米国株式である「S&P500」と「CRSP」に連動する指数のファンドを信託報酬の低い順に並べた一覧表です。

連動対象 ファンド名 総資産額(億円) 設定年月日 信託報酬等(税込み・%)
1 CRSP Total Market Index 楽天・全米株式インデックス・ファンド 404 2017.9.29 0.1696
2 S&P500 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 169 2018.7.3 0.1728⇒0.162(2019/6/14~)
3 S&P500 iFree S&P500インデックス 71 2017.8.31 0.243
4 S&P500 米国株式インデックス・ファンド 14 2017.9.29 0.486
4 S&P500 農林中金つみたてNISA米国株式 S&P500 21 2017.12.19 0.486

米国株式のカテゴリーで最も低コストなのは、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」でしたが、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が最も低コストとなりました。インデックスファンドの場合、コストの差が運用成績に直結するため、低コストな銘柄を選ぶとお金を増やしやすいです。

ここではeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)について、詳しく解説します。参考にして、積立投資をするかどうかを検討してみてくださいね!

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の商品概要

商品名 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
運用会社 三菱UFJ国際投信株式会社
カテゴリー 指定インデックスファンド「株式のみ」+「海外」型
運用スタイル インデックスファンド
設定年月日 2018年7月3日
信託報酬 0.1728%→0.162%(2019/6/14~)(税込)

商品の解説(参照:目論見書)

【商品分類】
投資対象地域:海外
投資対象資産:株式

【ファンドの特色】
1. S&P500指数(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざして 運用を行います。
2. 主として対象インデックスに採用されている米国の株式に投資を行います。
3.原則として、為替ヘッジは行いません。

<組入銘柄・業種
(参照:月次レポート 2019年4月26日)

●銘柄数:505 上位5位

1 マイクロソフト 3.8%
2 アップル 3.6%
3 アマゾン 3.0%
4 フェイスブック 1.8%
5 バークシャー・ハサウェイ 0.83%

●業種 上位5位

1 ソフトウェア・サービス 11.1%
2 メディア・娯楽 8.1%
3 医薬品・バイオテクノ・ライフ 7.2%
4 小売 6.4%
5 資本財 6.3%

運用実績(参照:月次レポート 2019年4月末現在)

出典:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 月次レポート(2019年4月)より引用

「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」のかづな先生的解説

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、「S&P500指数(配当込み、円換算ベース)」の指数に連動するインデックスファンドです。

このファンドを購入すると、ニューヨーク証券取引所やナスダックに上場している銘柄から代表的な500銘柄に投資することができます。世界の企業の時価総額ランキングに名前を連ねるのは大半が米国企業ですので、米国株への投資割合を高めたい場合には向いています。

アメリカ市場の代表的な株価指数の一つにダウ平均がありますが、こちらは30銘柄となっているため、S&P500の400銘柄の方がアメリカ市場に広く分散投資をすることができます。

つみたてNISA対象商品のこのサイトでのチェックポイントを基準とした評価で2商品を比較すると、以下の表になります。

チェック項目 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 評価
総資産額が50億円以上かどうか 169億円
設定年から3~5年の運用実績があるか 1年未満
(設立日2018年7月3日)
信託報酬が低いか 低い。年率0.1728%→0.162%(2019/6/14~)
→告示0.75%・平均0.33%
トータルリターンが良いか 設定来:9.89%
1年:-

ファンドに組み入れられる銘柄はずっと同じというわけではなく、時代に応じて変わりますが、2019年4月時点、月次レポートを参考にして作成した「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の国・地域別組入比率は以下です。

このファンドでつみたてNISAをすることで、あなたのお金のほぼ全てをアメリカに投資することが分かります。

過去最高値を更新し続ける米国株で、メディアによく取り上げられるインデックスが「ダウ工業株30種平均(NYダウ)」ですが、同じく代表的な株価指数である「S&P500種株価指数」も値動きに大きな差はほとんどないと言われています。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のメリットをひとことで表すと、「S&P500に連動しており、信託報酬(投資信託を保有するときにかかるコスト)が最も低い」ということです。

このメリットについて、詳しく解説します。

S&P500指数(配当込み、円換算ベース)に連動している

S&P500は、ニューヨーク証券取引所やNASDAQなどの上場するの上場銘柄から代表的な500銘柄に投資可能です。1941~1943年の時価総額平均を10として、その後の時価総額を指数化した時価総額加重平均インデックスです。

米国の株式市場の約80%をカバーしていて、米国大型株に分散投資をすることになりますが、時価総額の大きい株価の影響を受けやすい傾向があります

米国株の指標として有名なものに、「NYダウ」がありますが、どちらとも米指数開発会社S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社が算出する指数です。

NYダウの方が歴史は古く、算出開始は1986年からとなっています。現在はニューヨーク証券取引所などに上場する米国を代表する30銘柄で構成され、株価の平均値によって算出される価格平均インデックスです。日経平均株価と同様に、値がさ株の影響を受けやすい傾向があります。

NYダウの正式名称は、「ダウ工業株30種平均」ですが、工業株のみではなく、ウォルト・ディズニーやアメリカン・エキスプレスなどは幅広い業種の銘柄を含んでいます。

また、大型株から小型株までS&P500より幅広く米国株市場をカバーするのが、「CRSP」で、4,000銘柄となります。

どの指標のファンドに投資するかは、銘柄数でみると、NYダウ<S&P500<CRSPという中で選ぶこととなります。

利回りランキングが同カテゴリーで最も高い

私が初心者にオススメだと考えるカテゴリーのNO.1は、『指定インデックスファンドの「株式のみ」で「海外型」』ですが、連動対象別のトータルリターンを比較すると、先進国でかつ「S&P500」の指数に連動するファンドが最も高いリターンを得ているのです。

先進国株式カテゴリー内 各指数利回りランキング 1位:先進国株式「S&P 500」
2位:先進国株式「CRSP U.S. Total Market Index」
3位:先進国株式「MSCI World Index」
4位:先進国株式「FTSE Developed All Cap Index」
5位:全世界株式「MSCI ACWI Index」
6位:全世界株式「FTSE Global All Cap Index」
3位:新興国「MSCI Emerging Markets Index」「FTSE Emerging Index」「FTSE RAFI Emerging Index」

詳しくは「つみたてNISA対象ファンド おすすめカテゴリー 利回りランキング」をご参照ください。

過去の実績は将来の利回りを保証するものではありませんが、『指定インデックスファンドの「株式のみ」で「海外型」』で何を選ぶか迷った場合には、一つの目安となります。

信託報酬が同カテゴリーで最も低い

米国株というカテゴリーでは、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」がの信託報酬が最も低かったのですが、2019年6月14日に「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」が信託報酬率の引き下げを実施したもことで、S&P500という同カテゴリーの中だけではなく、米国株というカテゴリーでNO.1の低コスト運用ができるようになりました。

前述のように、2017年における世界企業の時価総額ランキングでは、上位10社のうち8社は米国企業が占めています。

社名 創業からの年数 時価総額
(億ドル)
1 アップル 41年 アメリカ 7964
2 アルファベット 19年 アメリカ 6751
3 マイクロソフト 42年 アメリカ 5392
4 アマゾン 24年 アメリカ 4754
5 フェイスブック 13年 アメリカ 4388
6 バークシャー・ハサウェイ 52年 アメリカ 4076
7 ジョンソン・エンド・ジョンソン 131年 アメリカ 3454
8 エクソンモービル 106年 アメリカ 3410
9 テンセント 19年 中国 3254
10 アリババ 18年 中国 2975

以下の表は2017年10月にフォーブスが発表した、企業価値が10億ドルを超える非上場のベンチャー企業、上位10社です。また、未公開企業の企業価値ランキングでも、上位10社のうち6社が米国企業です。

社名 業種 創業からの年数 時価総額
(億ドル)
1 ウーバー 自動車配車サービス 8年 アメリカ 680
2 滴滴出行 自動車配車サービス 5年 中国 500
3 シャオミ 家電 7年 中国 460
4 美団大衆点評 クチコミサイト 14年 中国 180
5 エアビーアンドビー 民泊サイト 9年 アメリカ 293
6 スペースX 宇宙輸送 15年 アメリカ 212
7 バランティアテクノロジー ITコンサルティング 13年 アメリカ 200
8 WeWork コワーキングスペース 8年 アメリカ 200
9 Lu.Com 金融 7年 中国 185
10 ピンタレスト IT 9年 アメリカ 123

このようにeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、先進国の中でも米国株の投資比率を高めたい場合にはピッタリのファンドです。

純資産額が50億円を超えている

「eMAXIS Slim」 はノーロード・インデックスファンド・シリーズである「eMAXISシリーズ」より、とことんコストにこだわっているため、販売会社もかなり限られています。そのため、ネット証券が主な販路になっていて、2019年5月時点で、実際に「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を購入できるのは13社です。

そして、2018年7月に設定された新規設定ファンドであり、設定期間は1年未満のファンドにもかかわらず、純資産総額は2019年4月時点で169億円にも到達しています。

狭い販路で、資産残高を積み上げていますので、新規設定ファンドのデメリットである「繰上償還のリスク(運用がストップされること)」は心配ないでしょう。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のデメリット

アメリカ以外の先進国や新興国株式へ投資ができない

S&P500は前述のように米国が約100%を占めていますので、アメリカ経済の影響を色濃く受けます。

つみたてNISAは最長20年の運用になるため、新興国における人口が先進国よりも増え、大きな経済成長を遂げる可能性はあります。

前述の「世界の企業の時価総額ランキング」では、9位と10位に急成長している中国のIT企業である「テンセント」と「アリババ」が入っています。

新興国は組み入れたい場合は、自分で割合を調整しながら投資をする必要があります。

また、リスクヘッジの観点から考えると、投資先はなるべく分散されていたほうが有利ですので、アメリカのみに集中投資をすることがデメリットとなる可能性もあります。

まとめ

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は先進国の中でも、米国株への投資割合を高めたい方にオススメの商品です。

アメリカはグーグルやアマゾン、フェイスブックなど、そのシステムを利用しないとビジネスが成り立たないプラットフォーム的な企業の成長が著しいです。そのため「アメリカ企業の成長は、長期に渡る」という予測があります。

また、1980〜1990年代にかけて、アメリカは赤ちゃんの出生率が非常に高い「ベビーブーマー時代」でした。その子供である「ミレニアム世代」は、親世代より人口が多いといわれています。

「彼らが成人して、これから子育てなどでたくさん消費する世代となる」などの人口統計からも、アメリカの長期的な好景気の予測が立てられています。

このような状況下でアメリカへの投資比率を上げたい場合、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は信託報酬が0.162%(2019年6月14日から引き下げ)と非常に低いため魅力的です。

ところで、つみたてNISAって、どうやって始めたらいんですか?

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