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子どもの独立は、つみたてNISAで資産形成を始める絶好のタイミング!

子どもが独立したときは、つみたてNISAを始める絶好のタイミングです!

子どもが社会人になることで、これまでかかっていた教育費や生活費がかからなくなります。その資金をそのまま積立投資へ回すことで、老後の生活費を準備していくことができるのです。

退職金、親からの相続で受け取った現金、積み立てていた教育費の余りなど、回せるお金はどんどん活用して、つみたてNISAを始めましょう!

人生100年時代」が到来する中、公的年金と並行して、自助努力で老後の生活費を準備するうために、積立投資を後押ししています。長生きするということは、必然的に長く働くということです。定年退職という概念もいつまであるか分からず、生涯にわたって仕事をする可能性もあります。

1960年代や70年代は、多くの会社が55歳で定年でした。しかし1994年には、これが60歳に引き上げられています。さらに2012年の改正で、働きたい人は65歳まで働くことができる環境が整い、60歳定年の会社であっても定年後の再雇用が増えてきています。

子どもが独立してから定年退職までの期間は、「投資を始めるラストチャンス」といえるのです。

つみたてNISAは日本在住で20歳以上なら誰でも利用でき、毎年40万円を上限として運用益が20年間非課税(税金がかからない)になります。上限の年齢制限はないため、生涯現役で働く場合でも積立を続けることができます。

また、子どもの結婚や孫の教育資金を援助したり、あなたや家族が病気や介護で急にお金が必要になったときは、途中で売却したりすることができます。

子どもが独立すると、夫婦2人の生活になります。「老後生活で子どもに経済的負担をかけないためには、どのような資産形成をすればよいか」を考えることが大切で、この手段としてつみたてNISAはとても有効です。

これまで子どもの教育資金を積み立てていたなら、そのお金をそのままつみたてNISAへ回しましょう!これで老後資金を準備することができます。

ここでは、つみたてNISAで投資デビューするために最適といえる「子どもが独立したとき」について、ポイントを解説します。

晩婚化により、子どもの独立年齢が上昇している

内閣府が公表する「平成29年版 少子化社会対策白書」の「平均初婚年齢と出生順位別母の平均年齢の年次推移」によると、平均初婚年齢は上がっていて、晩婚化が進んでいます。

平成27(2015)年での平均初婚年齢は、夫が31.1歳、妻が29.4歳です。

私の話ですが、2000年に結婚したとき、私は27歳、夫は28歳でした。以下のグラフを見ると、私の結婚タイミングは「平均初婚年齢」そのものであり、「結婚するの早いね~」と言われたときに、「これでも平均だよ~」と答えた記憶があります。


また、このグラフから、「出生時における母親の平均年齢」も読み取れます。

2015年の数値を見ると、第1子は母親が30.7歳のとき、第2子は32.5歳、第3子は33.5歳のときに生まれています。そして1975年からずっと、母親の出産時年齢は上昇傾向が続いています。

上のグラフにおいて、第3子の平均出生時年齢は33.5歳です。子どもが独立するタイミングを大学卒業時の22歳とすると、母親は子どもが独立するときに約56歳ということです。

定年、つまり年金生活のスタートを60歳と考えてみます。すると子どもが社会人になってから老後資金を貯める期間は、56歳からだと4年しかありません。

ですが一部のメディアでは「定年が70歳、年金支給スタートが75歳になる時代が来る」と報道されています。そうなると56歳から数えても定年までに14年間、年金支給までに19年あります。これだけの時間があれば、十分な老後に向けた資産形成をすることができます。

晩婚化と晩産化で、老後生活のスタート時期は遅くなってきています。ただ、それと同時に定年になる年齢も上がりました。「老後まで時間がない」と考えるのではなく、「老後まで時間がある」という認識で、資産運用をしていく必要があるのです。

60歳になっても、「老後」ではない

明治時代の平均寿命は男性42.8歳、女性44.3歳でした。私はちょうど今、明治時代の平均である44歳です。

明治時代に私が生きていたら、私の同級生の2人に1人が亡くなっていることになります。つまり明治時代は、「40代後半から老後」だったのです。

これに対して2017年における日本人の平均寿命は、男性81.09歳、女性87.26歳と過去最高を更新中です。「老後」といっても、その年齢は時代によって変わりつつあります。

以下は厚生労働省が発表している「平均寿命の年次推移」です。60歳代が老後なのは、実は「昭和30〜40年代の高度成長期まで」ということが分かります。


ロンドン・ビジネススクール教授のリンダ・グラットン氏が書いたベストセラー書籍「LIFE SHIFT(ライフシフト)-100年時代の人生戦略」では、以下の予測がされています。

書籍「LIFE SHIFT」による予測
  • 2007年生まれの日本人は、2人に1人が107歳まで生きる。
  • 2018年現在、20歳の日本人は、2人に1人が100歳まで生きる。
  • 40歳の人は、2人に1人が95歳まで生きる。
  • 2018年現在、還暦60歳を迎える人は、2人に1人が90歳まで生きる。

これまで、20〜60歳が社会人としての「現役時代」と考えられてきました。そして60歳以降は「老後」として、「先は長くないかも・・」と考えられてきました。

しかし2018年の今、人は100歳まで生きる可能性が十分あります。60歳からを老後とすると100歳までは40年間あり、現役時代と同じ長さになってしまいます。つまり現代では、60歳からを老後と考えるのは適切ではないのです。

20世紀までは「20歳から60歳でしっかり仕事をして、老後生活を迎える。その間に購入するマイホームのローン返済が大きな支出のため、万が一のリスクに備えて生命保険などでカバーする」という人生設計が一般的でした。

しかし女性の平均寿命が80歳ほどになったとき、国は「60歳引退社会」から「60歳現役社会」の実現を目的として、年金支給の開始年齢を引き上げました。

そのため、男性は昭和36年4月2日以降生まれ、女性は昭和41年4月2日以降生まれの場合、65歳からしか年金をもらえないことになったのです。そのため「住宅ローン」だけでなく「空白の5年間」という、60歳から65歳までが「無年金状態」になるリスクが生じたのです。

そしてさらに人生100年時代が到来すると、死亡のリスクより、「長生きのリスク」が問題視されるようになってきました。

長生きする場合、それだけたくさんの老後資金を準備しておく必要があります。自分が予想していたより長生きして、生活費不足になるリスクがあるのです。

また、平均寿命が延びただけでなく、金融環境も変化しています。資産運用の方法として最適だった「財形貯蓄(給料天引きで貯蓄する方法)」は大企業の倒産や転職が一般的になることで金利が大きく下がり、かつてのような魅力はありません。

いつまでも過去の方法にすがるのではなく、「人生100年時代」に適した新しい資産運用をすることが理想なのです。

子どもが独立したときにつみたてNISAを始めるときのポイント

以上の背景を踏まえて、子どもが独立したときにつみたてNISAを始めるときには、次のポイントに気をつけましょう。

夫婦で投資や金融について勉強する

子どもが独立するまでの家計管理は、大きく分けて2つのパターンがあります。

1つは「夫か妻の片方が、家計を管理しているケース」です。

住宅ローンの返済や、教育費の貯蓄などを夫婦の一方が担当します。家計のやりくりに成功した月は多少の余裕ができるものの、いつも家計が黒字になるわけではありません。そのためこのパターンでは、投資に踏み切れないことが多いです。

もう1つは専業主婦の家庭に多いケースで、「夫が妻に生活費を渡し、残りを夫が管理する」というパターンです。

この場合、妻は予算内で家計をやりくりする方法を身につけることはできますが、世帯全体の資産運用については全く分からないまま、子どもの独立時期を迎えます。

夫が余裕資金を上手く運用していれば良いですが、遊びに使ってしまったり、仮想通貨やFXなど、確実なリターンを見込みにくい「投機」をしたりすることで、損失を出してしまう場合もあります。

どちらのパターンで家計を管理しているにせよ、夫と妻の両方が資産運用について勉強している家庭は少ないです。そのためこれからは、2人で資産運用や金融について勉強することをオススメします。

子どもが独立するまで夫婦2人で築いてきた財産なので、これからの将来についても一緒に相談しましょう。2人で投資について学べば、それが共通の話題にもなりますよ。

夫婦2人でつみたてNISA口座を開設・運用する

つみたてNISAを始めるには、「つみたてNISA専用の口座」を開設する必要があります。つみたてNISA専用口座は日本在住で20歳以上なら、誰でも開設できます。

つまり夫婦それぞれが口座を作ることもでき、このほうがより効率的に資産形成をすることができます。

つみたてNISAは運用できる金額と期間が「年間40万円まで・20年間」と決まっています。

夫婦のどちらか1人がつみたてNISAをする場合、運用益の税金ゼロメリットを活用できるのは年間40万円×20年=800万円です。

これに対して夫婦2人でつみたてNISAをすると、運用できる金額は20年間で800万円×2人分の1,600万円です。

800万円をつみたてNISAで20年間運用すると、平均利回り6.5%の場合、1,500万円にすることは十分可能です。夫婦で1,600万円を同じような利回りで運用できれば、老後資金に3,000万円を作るのも現実的で、これだけあればかなり安心な額といえます。

つみたてNISA口座は、夫婦2人で作りましょう!

ちなみにつみたてNISAと似た投資制度に、iDeCo(イデコ)というものがあります。iDeCoは60歳未満までしか入れませんが、つみたてNISAは50代や60代など、年齢が高くても利用することができます。

また、iDeCoの場合は60歳の満期になるまで、お金を引き出すことができません。つみたてNISAは途中でお金を引き出すことができるので、急な医療費や介護費の準備などにも便利です。

夫婦で異なるファンドを購入して、リスクを減らす(分散投資)

つみたてNISAでは投資信託(ファンド)を毎月購入して、積み立てていきます。

投資信託とは、「さまざまな国の企業株式や債券などがパッケージになっている金融商品」です。

夫婦でつみたてNISAを始める場合、2人が異なるファンドを選ぶことで、投資対象を分散することができます。すると「一方のファンドは値下がりしたけど、もう片方のファンドは値上がりしたからトータルでプラス」のように、リスクを抑えることができます。

これは「分散投資」と呼ばれ、有名な投資手法となっています。

分散投資をすることで、運用成果はアップしやすくなります。各国の経済成長にはバラつきがあるものの、長い目で見ると世界経済は緩やかに成長しています。世界の国々に分散投資をすることで、世界経済全体の成長によるリターンを得ることができるのです。

ちなみに投資というと、「相場の値動きを常に気にする必要があるのでは?」と考える人が多いです。ですがつみたてNISAは相場の値動きに関係なく、毎月一定額を積み立てて投資します。そのためまとまったお金を運用するときのように、購入タイミングで悩む必要がありません。

それでも不安な場合は株式・債券・不動産投資信託など、複数の資産を組み合わせた「バランス型ファンド」を購入すると良いです。投資する対象を広げることで、さらに分散効果は高まります。

このように分散投資を夫婦2人で行うことで、より低リスクでの資産運用をすることができます。

子どもが独立した夫婦にオススメのファンド

子どもが独立したときにつみたてNISAを始めるなら、「セミナーに定期的に参加できるファンド」がオススメです。

セゾン投信が運用する「セゾン資産形成の達人ファンド」は、定期的にセミナーや勉強会を開催していて、投資に関する知識を夫婦で学ぶことができます。楽しく勉強しながら、世界にお金を投資して増やしていきましょう。

人生100年時代が到来することを考えると、子どもが独立した年は、人生の折り返し地点に過ぎません。60歳以降も働く時代になるため、積極的に運用するほうがオススメです。

参考:つみたてNISA「セゾン資産形成の達人ファンド」を解説!

以下は、2018年12月9日(日)14時~16時に行われた、セゾン投信主催の「知って得する非課税制度勉強会」です。セゾン投信の中野晴啓社長と楽天証券経済研究所ファンドアナリストの篠田尚子氏のダブルセミナー。ご夫婦での参加も多く、定員150名の会場は満員御礼。無料で参加でき、しかも、質問タイムもあります!

ただ、セゾン資産形成の達人ファンドは「購入しにくい」というデメリットがあります。取り扱っているのはセゾン投信のみですが、セゾン投信は他のつみたてNISA対象商品が少ないです。

セゾン投信でつみたてNISA口座を開設すると、他の良い商品を購入できないのです(つみたてNISA口座は1人1つしか開設できません)。

セゾン資産形成の達人ファンドのみを集中的に買うならセゾン投信は良いですが、そうでない場合は楽天証券やSBI証券で口座を開設した上で、「つみたてNISAで初心におすすめのインデックスファンド上位5商品」から選ぶことをオススメします。

まとめ

子どもが独立すると生活コストを抑えることができるため、浮いたお金を老後の資産形成に回すのはオススメです。人生100年時代の現代では60歳でもまだ若く、70歳を定年とする考え方も始まりつつあります。

「70歳まで現役」と考えれば、子どもが成人したときに、自分が40代後半や50代であっても、積立投資をするのに十分な期間をとることができます。つみたてNISAで購入するのはさまざまな株式や債権をパッケージにした「投資信託」のため、初心者でも始めやすいです。

教育費で貯金を使い果たしてしまっても大丈夫。お金との付き合い方をリセットする絶好のチャンスです。子どもの独立を機に、共働きをするのも良いでしょう。夫婦一緒につみたてNISAを始めることで、老後に向けた資産形成をすることは可能です。

つみたてNISAにはさまざまな商品がラインナップされていますが、子どもが独立した50代前後から始める場合には、「運用会社がセミナーなどを行っており、投資について学びやすいファンド」を購入するのが適しています。夫婦2人で老後について相談しながら、資産運用を進めましょう。

今や日本では、約7万人が100歳以上の年齢となっています。長生きすると資産が尽きるリスクがあるため、長期的な視点での資産形成が必要です。つみたてNISAを活用して、これから老後資金を準備しましょう!

ところで、つみたてNISAって、どうやって始めたらいんですか?

つみたてNISAを始めるには、証券会社で「つみたてNISA専用口座」を作る必要があるの。

つみたてNISA専用口座を作ったら購入するファンドをスマホのマイページで決めて、自分にムリのない金額を設定して積み立てるっていう流れ。

私がすすめるネット証券では月100円から積立て投資が可能だけど、将来のための資産形成を目指すのであれば、5,000円や1万円くらいからスタートしてもらいたいわ。

スマホでできるんですね!投資がさらに身近になった気がします。証券会社はどこがいいんですか?

オススメの証券会社は別ページで紹介してます。口座開設の完了までには2週間くらいかかるから、それまではこのサイトで勉強してみてね。

つみたてNISAを始めるためにオススメの証券会社

当サイトオススメの証券会社は次の2つ!

実は街中の銀行などは、つみたてNISAの商品があまり充実していません。この理由は「販売することで、銀行の得られる利益が少ないため」です。

つみたてNISAの商品ラインナップが充実しているのは、圧倒的に「ネット証券」。その中でも次に紹介する2つは、約160本あるつみたてNISA対象商品を7〜9割カバーしています。参考にして、証券会社を決めてくださいね。

1位:ポイントでつみたてNISAもできる!「楽天証券」

取扱い商品数 150本
積立金額 最低:100円
最高:33,333円
積立頻度 積立方法:毎日・毎月
金額調整:毎月・ボーナス設定・増額の設定
引落し方法 銀行口座・証券口座・楽天カード
ポイント付与 あり。年間約4,000ポイント
→毎月の積立33,333円を楽天カードで行った場合。楽天カードで積み立てた場合のみ、ポイントが「月額積立額×1%」付与される。

楽天証券は商品数のラインナップは業界ナンバーワンで、全商品のうち約90%をカバー。SBI証券と取り扱い数は同数です。

また、楽天証券は「楽天ユーザーに使いやすい」という点がメリット。楽天アカウントで統一でき、口座開設もカンタン。さらに毎月の積立で、楽天スーパーポイントも貯まります!また、2018年9月30日よりポイントを使って投信積立ができるように、2018年10月28日より、投信の積立で楽天カードで決済が可能となり、ポイントを貯められるようになりました。資産形成をしつつ、楽天でおトクに買い物ができますよ。楽天カードを使っている人にはもちろんのこと、今後使っていきたい!という方にもオススメです。

また、つみたてNISAについて相談したい場合、楽天証券は「つみたてNISA専用ダイヤル」を利用できます(無料)。

2位:口座開設数は業界No.1!細かな設定もできる「SBI証券」

取扱い商品数 150本
積立金額 最低:100円
最高:33,333円
積立頻度 積立方法:毎日・毎週・毎月
金額調整:毎月・ボーナス設定・NISA枠ぎりぎり注文
引落し方法 銀行口座・証券口座
ポイント付与 あり。年間108ポイント
→毎月の積立額が33,333円で0.05%付与のファンドを購入した1年目の場合

SBI証券はつみたてNISAの商品数のラインナップは業界ナンバーワンで、全商品のうち約90%をカバー。楽天証券と取り扱い数は同数です。
また、積立方法を「毎日」「毎週」「毎月」と細かく設定できるほか、ネット証券にもかかわらず「実店舗」があります。気になることがあればスタッフに直接相談できます。

業界ではSBI証券・楽天証券・マネックス証券を合わせて「3大ネット証券」と呼びますが、SBI証券はこの中でも口座開設者数がトップで、初心者にもオススメです!

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